薪小屋の作り方のポイント
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☆薪小屋の幅、高さの大きさについて
幅や高さなどは設置場所や設置可能面積によって様々でしょう。奥行きは90cmがひとつの目安ではないでしょうか。というのも、薪の長さはたいてい40cm程度で、 これを前後二列に置くと80cm、前後の隙間を取っていくとだいたい90cmくらいになります。一列だと隙間を入れると奥行き50cm程度になりますが、小屋全体でみると奥行きが薄くなって安定が悪い感じになります。その場合は建物に添わせるとか柱を基礎にがっしり固定するといった強化が必要となるでしょう。建物に添わせるときには建物とのあいだに少し隙間をとって空気が通るようにしたほうがいいと思います。薪はなんといっても、乾燥させることが大事ですから。 また、三列だと一番奥の薪が扱いにくくなるのではないでしょうか。
☆薪小屋の面積の大きさについて
どれだけの大きさが必要か、 人によって変わってきます。
一日に使う量×1シーズンの日数×数年分の体積 である程度の目安はつきます。
もちろん、 乾燥した薪だけを確実に入手出来れば、数年分の薪のストックは必要ありません。 切ったばかりの薪だと水分を含んでいるので、それはその年には使い物にならないのです。だいたい1年半から2年ほど乾燥させる必要があります。ですので、数年分のストックができる容量が通常は必要になります。
☆区画を作ろう
大きな薪小屋を作るときには、いくつかの区画に区切ることをお勧めします。 何年分かまとめて保存するようなときに、先に作った薪(古い薪)を先につかうためです。 薪を積むときには下から上に積んでいきますから、どうしても新しいのがうえになります。 一区画しかないと下の薪(古い)が取り出せなくなってしまいます。
☆建材について
木の薪小屋がきれいに感じますが、木組みで創るのは、結構大変なようです。 ツーバイフォー材と金具をつかえば簡単になります。 薪もまとまるととても重くなりますので、しっかりした建材で土台を作ってください。また、薪小屋つくりについていえば、 グリーンラックで検索すると、設計と材料準備が省ける薪小屋つくりを行うことができます。薪ストーブを使う際には、薪小屋のように乾燥させておける場所の確保が必須になります。 地面に直接おいてしまうと、一番下の薪は腐ってしまいますし、アリや害 虫など色々な虫が自由に住み着くことになります。理想は地面から少し上げてあること、雨を防ぐための屋根や囲い があること、また風通しの確保が、薪の保管場所では重要となります。 一度雨に降られるとせっかく乾いた薪もしばらくは濡れたままで使い物になりません。 薪はちょっとでも濡らしたら乾くまで使えないと思ってください。 これから薪小屋を制作される方は、場所が許す限りとにかく大きいものつくることがポイントです。 薪ストーブも薪小屋も大きいに越したことはありません。 特大な薪小屋をつくったと思った方が結構ギリギリだっという話も聞きます。